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日常生活で学んだ個人的な備忘録です

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はじめての海外出張3 帰国まで

今日は昨日の続きです。帰国まで書いてます。

帰国も最後に苦労するんですよね。笑

 

昨日までの記事はこちら。

 

www.rayofstage.com

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1日目 ボンド固定トラブル

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お昼ご飯を食べてから
工場に戻り、生産状況を見ました。

 

1日目の午後から製品を作っていると、
部品をボンドのような接着剤で固定する作業で、

現地の人から作業がやりにくいという指摘を受けました。

 

ボンドを塗ったあと自然乾燥で固まるらしいのですが
なんか思いのほか早く固まりました。

 

なんか作業性が悪くて、

塗った感じの見た目もよくありませんでした。

 

1分くらいしたら表面に薄い膜ができていて、

若干固まり始めていました。

 

とりあえず、この作業を決めたのは
ここに来なかった課長が決めたことなので
どんな感じで塗るつもりだったのか電話しました。

 

電話で聞くと、日本では割とサラサラ流れて、
そんな短い時間で固まらなかったとのことでした。
どういうことなんだろう?

 

ボンドの説明を読むと湿度で固まると書いてありました。

私が現地にいてわかるくらいでしたが
マレーシアは高温多湿の熱帯の気候でした。

 

外の気温は30度くらいあって
工場内はクーラーがかかっていましたが
27度くらいで湿度も結構高かったので
暑く感じました。

 

いろいろ考えたところ、どうやら多湿が原因でした。

 

日本でボンドを塗ったときは、冬で乾燥している季節で
マレーシアは多湿だったので、

高い湿度ですぐボンドが固まったみたいです。

 

日本は冬で、マレーシアは夏だったので
環境が違いすぎて想像できなかったんだと思います。

 

原因は分かったのですが、

多湿はコントロールできないので
塗る量と、工場にきれいにボンドを濡れる機器を

買ってもらうことにして
対応してもらいました。

 

このボンドが早く固まるの原因を探る作業と検討と
電話であっという間に初日が終わりました。

 

メールで写真を送ったり、

状況をまとめてメールしてました。

 

もっとゆるゆるやれると思ってたんですけどね。

 

このあと、タクシーで宿泊するホテルへ帰りました。
ここから3日間は、同じホテルに宿泊でした。

 

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現地の工場の人が予約してくれたホテルみたいです。
結構いいホテルでした。
入らなかったけど、プールある!

 

夜ご飯は、Mr.Sといろいろお酒飲みながら話してました。
正直、まともにお話したことなかったんですよね。

 

Mr.Sの壮大な夢とか、こうしていきたいみたいな
意識の高いお話が聞けました。
こんなに意識が高い人が会社にいるなんて

はじめて知りました。

初日は、無事終わりました。

 


2日目 製品検査の日

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朝食はホテルでゆっくり食べてから
タクシーで工場へ向かいました。

 

とりあえず、昨日からの生産状況を確認して
今日は製品の検査とのことでした。

 

検査方法は、日本で一通り理解していたのですが
私が設計してなかったので、何がNGになるかわかりませんでした。

 

まずは、検査しているところを見に行きました。

 

なんか、東南アジアの工場のあるあるなのか

分からないのですが
説明をすると人が集まってきました。

 

マレーシアの人は、管理者以外の
ワーカーは現地の言葉を使っていたので
日本語も英語も通じませんでした。

 

管理者に簡単な英語で、

私がわかる英語で簡単に説明しました。

 

最初にここが光るから、この後にスタートボタンを押すと検査が始まるという感じです。

 

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管理者の人は私と同じくらいの年齢の人でしたが

ものすごく理解度が高くて、1回説明しただけで

やり方を覚えてました。

 

ワーカーはそうでもないんですけどね。

 

最初は順調でしたが、検査でNGが出ました。


やり方なのか?とか思って、
もう一回検査してもらいましたがやっぱりNGでした。


とりあえず、NG品は横に置いて
次々生産したものを検査していきました。

 

結果的に100台中10台ほどいろんな症状でNGが出ました。

 

NGの表示が出てたのですが、

原因はさっぱりわかりませんでした。


とりあえず、メールにNG内容をまとめて、

写真とともに課長に連絡しました。


基本的に、来る予定だった課長に報告して、

判断をあおぐ以上はできませんでした。

 

だって、作っている製品が
結構大きいシステムだったのもあり、
短時間ではすべてを理解できなかったんですよね。

 

原因っぽいところは私も調べてみましたが、
午前中には原因はわかりませんでした。


考えられそうなところは、

工場の人にお願いして解析はしてもらいましたけどね。

 

原因調査であっという間にお昼ご飯になり、

外に出ました。

 

マレーシア ランチタイムについて

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そうそう、マレーシアのランチタイムは

長かったのを覚えています。


大体、12時に出て、帰ってくるのは2時とかだったので、
お昼休みが2時間ある感じでした。

 

お昼休みは、日本よりもゆったり過ごしていました。

休むときは、がっつり休むみたいです。

 

お昼ご飯もゆっくり食べてから工場に戻り、
解析の続きをしました。

 

お昼休みの間に、いくつか治ったみたいです。

 

私も会議室で解析してみましたが、

どうしても原因がわからないものがありました。

 

いろいろ考えたり、日本の課長に連絡したり
連絡があった内容を試してみたりを繰り返していたら
あっという間に2日目が終わりました。

 

とりあえず、帰り際にこの日の成果をまとめて、

状況をメールしました。

 

Mr.S、バリーさん シンガポールへ帰国

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タクシーでホテルに帰ったのですが、
今日まで一緒にいたMr.Sとバリーさんが

シンガポールに帰るそうです。

 

え?帰るの?

 

私をホテルにおいて、

タクシーで空港へ向かっていきました。

 

工場に、4日間ずっと通しでいるのは私だけでした。

 

初出張でこれはどうなんだろうと思いました。
まぁ、そう言ってもしょうがないので、
そういう運命だったと思うことにしました。

 

明日からは、シンガポール法人の

別の方2名が来るとのことでした。

 

あと、日本から一緒に来た本部長と、

海外法人のマネージャーの方 Haseさんも

明日から合流するとのことでした。

 

2日目の夕食はマレーシア料理

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夕方6時ごろまでホテルの部屋で待っていると
Haseさんがやってきて、

夕ご飯を一緒に食べることになりました。

 

この夕食はよく覚えています。

 

Haseさんとは、会社で会うことはあったのですが、
話す機会はほとんどなかったので、

どんな方かよくわかっていませんでした。

 

話してみるといい感じのおじさんでした。

 

2人でマレーシア料理を食べに行きました。
近くの町をぶらついて、マレーシア料理を食べました。

 

ミーゴレンとかナシゴレンを食べました。
少し辛いのですが、結構食べやすくて、

おいしかったのを覚えています。

 

どんな人なのかを聞きつつ、
私が会社で仲がいい先輩(Haseさんのかつての後輩)
のお話をしたり、どんなお仕事をされていたとかを

聞いてました。

 

ご飯もおいしかったし、お話も楽しかったので

よかったです。少し癒されました。

 

明日以降もあと2日あるので早めに切り上げて
早めに眠りにつきました。

 


3日目 本部長合流

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本部長が朝から合流しました。
シンガポールで別のお仕事をしていたそうです。
Haseさんと本部長とタクシーを待ちました。

 

タクシーでシンガポール法人の
Mr.AとMr.Uがきました。

 

お二人とも日本人で、

シンガポール現地採用の人でした。


初めてお会いしました。

 

とりあえず、タクシーで工場へ向かいました。

 

工場についてからは、
昨日までのことは、私が一番詳しかったので
ホワイトボードで状況を説明しました。

 

まさか、こんなことがあるなんて思ってませんでした。


5年目で。本部長の前で、
状況を一人で淡々と説明することがあるとは。

 

5分ほどで説明してから、工場の人を呼んで
状況を確認して、昨日まで発生していたNGを
一つずつつぶしていく作業が始まりました。

 

3日目となったら、工場の環境にも慣れてきて、
いろんなお願いを現地の人にしたり、
ここが怪しいんじゃないかとか、
こういうやり方をしてみてとかを英語で説明して
一つづつ問題を解決していきました。

 

そうこうしているうちにお昼ご飯になりました。


この日は、そろそろ日本食
恋しくなってきたんじゃないかとのことで、
お寿司を食べに行きました。

 

日本料理的ないい感じのお店でした。


ご飯を食べたときは、久しぶりに日本食

食べた感じがして、おいしかったのを覚えてます。

 

でも、お寿司はサラダロール的なものや
サーモンとかあったのですが、
それなりな感じでした。

 

5人+工場の人で行ったんですが
たくさんの人でにぎやかに
テーブルでご飯を食べられたので楽しかったです。

 

お昼ご飯の後は、工場に戻り
NG品の解析を続けてました。

 

ここまでくると、ある程度問題も見えてきて
現地で解析できる限界近くまで来ていたので
やれることも限られてきていました。

 

とりあえず、やれることだけして夕方になりました。

 

タクシーでホテルに帰ることになりました。

 

あと1日を残して、問題は80%解決していました。

 

楽しい飲み会 最終日前日に飲みすぎた

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ホテルに帰ってからの夜は、

夜ご飯を街に出て食べてから、飲み会でした。

 

この日は、思いのほかたくさん飲んだのを覚えています。

 

最終日前日で、問題もある程度解決していたので
お疲れ様的な飲み会でした。

 

この海外出張で、不思議だったんですけど、
同じ空間で同じ問題を共有して解決に向かうと
不思議とチームワークが生まれることを知りました。

 

飲み会では、タイのパブに行きました。
若いお姉ちゃんがいる軽いガールズバー的なお店でした。

 

ここで本部長の提案でゲームをすることになりました。

 

グラスに2個のサイコロをふって、
ぞろ目だったら、その人がビールを

グラス1杯飲むゲームをしました。

 

私は、基本的にお酒はたくさん飲まないのですが
この日はお店のお姉ちゃんに飲まされました。

 

私の隣にいたタイ人の子が

ぞろ目をちょこちょこ出していて
飲んでってねだられて

それをそのまま飲み続けていたのを
何となく覚えてます。

これがかなりきつかった。

 

当時の私には上手に断るのが難しかったんです。

 

それに、カタコトで飲み会中に
そのタイ人の子とずっと話してたのもあって
10杯くらいグラスビールを飲みました。

 

楽しかったんですが帰るころにはかなり酔っていて
立っているのもやっとでした。

 

最後は、タイ人の子に寄りかかっていました。

 

そうそう、最後に小さい声で日本円にして
5000円くらいのお金をねだられて渡して帰りました。
もう1滴も飲めませんでした。

 

帰り際にホテルの部屋番号を聞かれたので伝えましたが、
特に何もありませんでした。笑

 

部屋番号を教えたのを本部長に知られて
後からタイミングを見計らって部屋を

突撃訪問されました。
何か起きてるか見に来たみたいです。笑

 

こうして、無事に1日が終わりました。

 

疲れと酔いでこの日は、寝落ちしました。

 

 

4日目 最終日

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二日酔いでしたが、

何とか起きて最終日に工場へ向かいました。


帰国時間の関係で工場に滞在できるのは

午前中だけでした。

 

前日の状況からの変化を工場の人から聞いて
時間いっぱいまでやれることをやりました。

 

最終的に、NGの原因が不明だったものは、
日本へ送り返すことになりました。

 

工場にいる間にやれることはやれたので
足早に5人でペナン空港に戻りました。

 

最後に空港で簡単なお土産を買って
両替して、シンガポールへ帰りました。


ペナン空港からは、Mr.AとMr.Uの3人で
シンガポールチャンギ空港に向かいました。

 

本部長とHaseさんはもう少し滞在して、

別のタイミングで帰るとのことでした。


え?一緒に帰らないの?と少し戸惑いました。

 

ここでも驚きの事実を帰り際に知らされたのですが、
シンガポールからは一人で帰ってねとのことでした。
最後の最後までスパルタだなぁと感じました。

 

ペナンからシンガポールチャンギ空港に着いてからは
Mr.AとMr.Uと3人で空港でゆっくり夕ご飯を食べました。
なんかファミレスのようなお店で

最後にゆっくりできました。


ここでもいろいろお話しできて楽しかったです。

 

この夕ご飯の場所で、お二人とお別れして
一人で日本へ帰りました。


一人でシンガポールを出発したのが22時ごろでした。

 

チャンギ空港羽田空港へ 一人で帰国

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羽田空港についたのは朝6時頃でした。
初出張にしては、かなりヘビーな出張だったので
かなり疲れていました。

 

早朝に羽田空港についてからは、

国内線で帰る予定だったので
バスで国内線に移動して飛行機に乗ろうとしました。

 

最後のトラブル 機材トラブル

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最後のトラブルが私を待っていました。


カウンターへ行くと、
大雪で小松空港行きの飛行機の機材が足りないため
本数を減らして飛行機を飛ばしてますとのことでした。

 

この影響により、上級会員を優先して
エコノミーの人は先着順で乗れますとのことで
いつ乗れるか保証できませんといわれました。

 

遅くとも12時ごろには帰れると思いますと言われました。

 

8時、10時、12時の3便あって
優先順で乗れるので、最速で8時に乗れるかも。

という状況でした。

 

この時私は、飛行機をキャンセルして

新幹線で帰ることもできました。

 

でも羽田空港から東京駅まで行って、
3時間かけて、新幹線で帰ることを思うと
そんなに帰る時間は変わらない感じがしました。

というか、疲れていて移動したくありませんでした。

 

ここで飛行機を待つことにしました。

 

ちなみに、待つ場所はチェックイン後の搭乗口で
待っていてくださいとのことだったので
搭乗口近くの椅子で

待ち続けるしかありませんでした。

 

この時思ったのが、何もなしで

飛行機を数時間待つのって
かなりきついんだと知りました。

疲れていたのもあったと思うんですけどね。

 

私の抽選番号は8番で

8時に帰れるかと思って期待しましたが、

乗れませんでした。


10時の飛行機には、6番まで呼ばれて、

乗れるかと思いましたが
やっぱり乗れませんでした。

 

12時の飛行機の抽選で呼ばれて

13時には石川県に帰ってこれました。

 

正直、抽選がダメで
次に乗れる飛行機まで

2時間あると思うととてもつらかったのを覚えてます。


行きみたいにラウンジ入りたいなぁと何度も思いました。

 

搭乗案内までが長くて、

その時間が来たら帰れるかもって思って
期待するのにダメだった時の落ち込みと、
疲れている状態でのさらに

2時間の待ち時間がつらかったです。

 

無事に自宅に帰ってからは、
ゆっくり自分のベッドで眠りました。

 

帰ってきて雪を見たときは、
久しぶりな感じがして驚きました。

だって昨日まで熱帯だったんでね。

 

マレーシアでNGが出ていた製品は
日本で課長に解析してもらったら、原因がわかりました。

 

あと、うれしいことなのですが、
一緒に行っていた本部長が
本社で私のことをかなり評価してたみたいです。

活躍をいろんな人に話していたそうです。

 

本社の人からこの件で少しの期間、いじられました。笑

 

まとめ

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出発から飛行機が欠航が決まって、
日曜日に気合でチケット取り直したり
現地でわけのわからないトラブルに巻き込まれたり
最後にもトラブルに巻き込まれて
大変でしたけど、結果的に笑い話にできる

楽しい出張でした。

 

次の海外出張はいつになるやら?笑

マレーシア出張は以上でした!