はじめての海外出張1 トラブル頻発 マレーシア

今日は、初めての海外出張について書きます。

正直、はじめての海外出張にしては

いろいろありました。

苦労したことをよく覚えています。

長くなるので3回に分けて書きます。 

はじめての海外出張

はじめての海外出張は
入社5年目の冬　1月末のことでした。

出張先はマレーシアの
取引先の海外の工場でした。

日数は5泊6日。
1月25日(月)　出発の
1月30日(土)　帰国でした。

私の会社の事例でいうと、5年目のでの海外出張は、

どう考えても早かったです。 

同じ部署の先輩でも10年目で行ってましたし。

同期はまだ誰も海外出張はありませんでした。

目的は会社で設計した製品の製造の立ち上げでした。

やることとしては、製造で行う検査で
NGが出たときの対処法を伝えたり、
実際に製造した上での問題点を解決することでした。

私の年齢は、当時26歳でした。

当初は課長と旅行気分で行く予定だった

当初予定では、
同じ部署の課長と行く予定でした。

旅行気分で来たらいいよと言われていたくらいだったので
かなり気を抜いていました。

一人で行くことになった

出発が月曜日でした。
しかし、出発の3日前の金曜日の朝に
課長と部長と本部長の3人で会議してました。

会話の内容は、
東課長の担当している開発案件で
お客さんのところで重大なトラブルが発生したとのことで
こんな状況で海外出張に行けるのかという話でした。

15分くらいの会議のあと、
わけもわからず、会議に私が呼ばれました。

話を聞くと、お客さんのところで

トラブルが発生していて
課長は行けないが、ひとりで行けるか？

というものでした。

ちなみに製品の設計は課長が担当しました。

正直、製品についても検査についても
何も理解しておらず
この日までは海外出張に行くこと自体が
旅行だと思っていたので、とても驚きました。

どう考えたって、

課長が行けないのは理解出来たので、

しぶしぶ「一人で行くしかないんでしょう」と

返答しました。

代わりに、営業の本部長が来てくださるとのことで
ほんの少しだけ安心しました。

とはいえ、その本部長は開発の方ではないので
工場で起きる技術的なトラブルは私が対応しないと

いけないことが容易に想像できました。

海外出張をうまくやれるかは正直、

よくわかりませんでした。

はじめての海外出張だったんでね。

営業の本部長と私の2人で
マレーシアに向かうことになりました。

ここからは、出発に向けて
準備を急ピッチで進めまして
金曜日と土曜日をかけて、
製品の理解と、検査方法の理解
資料をざっと読んで、
私が思う不明点を課長から聞いてました。

とりあえず、80％くらい理解した状態で
出発前の土曜日が終わり、いったん行ってみるしか

ないなぁと思い、出発の日を待ちました。

出発前日　大雪で飛行機が欠航になる

出発前日の1月24日(日)に
地元のニュースを見ていると大雪で
私の地元を1月25日に出発する飛行機が
すべて運転見合わせすることがわかりました。

あー明日は飛行機が飛ばないんだな
くらいしか思っていませんでした。

結構のんきな感じでした。 

私が乗る飛行機も明日出発予定だったので
この段階で気づくべきだったんですけどね。

ここで、一緒に行く予定だった本部長から
お電話がありました。

明日、乗る予定の飛行機飛ばないから
「ルートを変えていくから、飛行機のチケットを取り直しできるか？」
とのことでした。

かなりびっくりしました。あせりました。

何とか今日中にチケットを入手しないといけないんだ

と理解出来たので。 

当初予定は、
小松空港→羽田空港
羽田空港→シンガポール
の予定でしたが

小松空港発着の飛行機が、
大雪で飛ばないことが決まったので
小松空港→羽田空港のルートを変更して

下のルートで成田空港まで来て、
シンガポールまでの国際線も予約してみてくれ
とのことでした。

金沢→東京（新幹線）
東京→成田（成田エクスプレス）
成田空港→シンガポール

２つの問題が発生

ここで2つ問題が発生しました。
1つ目
国際線のチケットを

自分で買ったことがありませんでした。

2つ目
すでにとってある私の飛行機のチケットを

どうやってキャンセルするか。

1つ目の問題　国際線のチケットの買い方

1つ目
割と旅行は好きなので電車のチケットは
とり慣れていたのですが、
国際線のチケットはどうやって購入するかが
さっぱりわかっていませんでした。

当時、ネットで購入方法を調べましたが

よくわかりませんでした。

どうすればいいのかよくわからなかったので
日曜日に小松空港へ向かいました。

乗る飛行機は、本部長から指定されていたので
同じ飛行機のチケットを取るだけなのですが、
これがよくわからなかったんですよね。

小松空港へ車で向かう途中に
ANAの飛行機に乗ることが決まっていたので
ANAのサイトから電話で問い合わせして
成田空港→シンガポール便を
何とか予約することができました。

決済はクレジットカードで行いました。

クレジットカードの決済上限にかかりそうになった

ここで危なかったと思ったのが
クレジットカードの決済上限を30万円と

していたことです。

この上限は、私が設定したので覚えていたのですが
国内線、国際線のチケットは往復で
27万円ほどかかり、ぎりぎり決済できました。

この時知ったが、クレジットカードの上限は
低すぎるとこんなに苦労することがあるのだということを知りました。

このあと、このカードの決済上限を上げて、
もう1枚　予備でクレジットカードを作ったのを
覚えています。

緊急事態で現金がないときに
クレジットカードって役に立つんですね。
この時知りました。

特に海外にいるときですね。
現金はなくて、両替できない状況で
支払いしないといけない状況とかですね。

2つ目の問題　旅行代理店の予約キャンセル

2つ目の問題です。
当初とってあったチケットのキャンセル方法です。

もともと会社に国内線、国際線のチケットを

購入してもらっていて
購入方法がうちの会社から旅行代理店にお願いして
チケットを購入していた関係で
日曜日のキャンセルができませんでした。

ざっと流れを説明します。

①日曜日の午後1時　飛行機の欠航が決まる
②小松空港へ車で向かう
③いったん予約していたチケットのキャンセルのために
　旅行代理店に電話
④日曜日だったので、営業時間外で電話がつながらず。
⑤どうしようもなかったのであきらめる

⑥この間に電話でANAに電話して

　チケットのキャンセルと購入

　国内線、国際線の席は私の名義でとっていたので
⑦ANAに電話で便名と席を伝えて
　ANAのシステム上で私の席をキャンセルしてもらう。
　行きの便
　小松→羽田
　羽田→シンガポール

　帰りの便
　シンガポール→羽田
　羽田→小松
　
⑧ANAに電話で予約してもらう。
　行きの国際線
　成田→シンガポールを予約

　帰り　
　シンガポール→羽田
　羽田→小松

旅行代理店には会社のチケットを購入してくれた
うちの会社の経理の人に事情を説明して、

出発を待ちました。

結果的に、うまいこと収まりました。
行きの小松→羽田は欠航となったので

キャンセル料はなく、
行きの羽田→シンガポール便のみ
こちら側の都合でキャンセルなのでキャンセル料がかかり
帰りの便は、1週間前だったのでキャンセル料がかからなかったとのことでした。

初回の海外出張にしては大変だと思いました。

国際線航空券は片道だと約2倍の値段がする

もうひとつ国際線のチケット購入時に知ったことが
片道のチケットだと倍くらいの値段がするんですよね。

値段を聞いたとき、びっくりしました。
往復で27万円が
片道だと52万円すると言われたときはかなり驚きました。

正直、当初思っていたのは
羽田→シンガポールのみの国際線航空券を
キャンセルして
成田→シンガポール
に変更するだけだと思っていたので
この値段を聞いて、私のクレジットカードで決済できないことがわかり
びっくりしたのを覚えています。

結果的に往復のチケットを
会社でANAでとっていたので
すべてキャンセルして、

行きの国際線を
成田→シンガポール
に変えて、すべて同じ便で取り直しました。

これで結果的に27万円でした。

チケットを準備して新幹線で成田空港へ　

チケットを何とか用意して
出発当日　1月24日（月）を迎えました。

ここからもいろいろと大変でした。
私の地元から成田空港に向かわなければなりません。
外は、飛行機が止まるくらいの大雪でした。

このときには北陸新幹線があったので
これに乗ればよかったのですが
（北陸新幹線は、大雪では止まらないのです）

成田空港へは、東京駅まで向かう必要がありました。

北陸新幹線は金沢駅から出発するのですが
金沢駅に向かうのが大変でした。

新幹線は1時間に1本ずつ走っていたのですが
国際線の出発時間の関係で
遅くとも9時には金沢駅で新幹線に乗る必要が

ありました。

私の住んでいる場所から金沢駅は割と遠く
在来線で行く方法もあったのですが
途中で電車が大雪で止まったら、
成田空港につくことがままならなくなるので
車で金沢駅に向かいました。

ここもかなりハラハラしました。

何とか大雪の中、2時間ほどかけて金沢駅に着き、
新幹線のチケットを買い
東京駅まで向かいました。

あとは、東京駅から成田エクスプレスで
成田空港へ向かい、
本部長と合流しました。

この段階で、着くかどうか心配で少し疲れました。

あとは、出発まで3時間ほどあったので
ANAのラウンジで出発を待ちました。

本部長がANA スーパーフライヤーズカードを

持っていたのでANAのラウンジに入れました。
ここは、入れてよかったです。

無事に出国してシンガポールへ

あとは、無事、日本を出国して
無事、シンガポールへ着きました。

この後はシンガポール、マレーシアでの出来事です。

次に続きます。